2020年4月4日
幸せな体験
カテゴリー:日常
閉店した古書店の買取作業、往復2時間の道を通いながら半月を掛けて
膨大な在庫と格闘中にとんでもないお宝を発見した。
この本に関する事前の知識は無いが、直感でこれは貴重な本だとわかった
ミルトン・ナシメント全集、手にとったのは8巻と別巻の9巻
ということは最後が9巻で残り7冊あるはず、天井に届きそうな本の棚の前に
更に本が積み上がってもう一つ壁ができている、その本の壁の中から表紙のデザインを頼りに探し出す
4.7.3.1.5.6.2と、、無事揃いのようだ
奥付を確認、初版が1981年、まだまだ現役中のはず?なのになぜに全集が出版されるの?
随分中途半端だと思いながらもベージをめくり構成を確認、アルバムの紹介と作成中のインタビュー
写真のスナップ、関連した音楽家の相関図に銘打ての評論家のライナーまで掲載されており
こんな本が出版されていたなんて、これは売りたくない!と思ったところで夢から覚める
(いきなりミルトン・ナシメントのことを語ってしまい、当惑されたかと存じますが)
過去に手放してしまったレコードや過去の買取の現場など
様々な体験がないまぜになった夢でしたが、
まだ出会ったことのない本に驚きとても鮮烈で幸せな夢でした。
忘れたくなかったので寝ぼけながらもiphoneのメモに記しておいてよかった
おかげで久々に更新ができました、ということで月並書店は元気に営業中です。
近況報告としましては事務所と他に1件倉庫代わりに賃貸を借りているのですが
手狭になって来たので事務所はそのままで、もう一軒の引っ越しを検討中です。
月並書店 大河 武彦